34．マイナスイメージの言葉は使わない

　文章は、知人へのメール、商用文、ホームページのコメント、論文、小説など、あげだしたらきりがない。死語に近いラブレターもある。これらに共通しているのは、自分の考えや用件、事実、成果などを読み手に伝えることである。そこに求められるのは、共鳴、共感、納得である。




　共鳴、共感、納得を求めるなら、プラス志向・イエス（はいと答える）志向でないとダメだ。うでのいいセールスマンの話術は、このプラス志向・イエス志向だ。彼らは、相手が首をたてに振る話しかしない。



　つづきをマイナスイメージの悪い文章で書くと、以下。



　何の文章でも、同じだ。すべてに首をたてに振ってもらうのは困難だが、滅入った気分にさせないで読ませることは不可能ではない。コツは普遍的に嫌悪感のある言葉を使わないことだ。つまりマイナス

イメージの言葉は控えることだ。



　これでは滅入ってしまう。プラスイメージの文章に書き直そう。



　何の文章でも、同じだ。すべてに首をたてに振ってもらうのはかんたんではないが、ほんわかとした気分にさせて読ませることは可能だ。コツは普遍的な好印象の言葉を使うことだ。つまりプラスイメージの言葉を多用することだ。



　これで共鳴、共感、納得までは無理にしても、なんとなく印象のいい文章を書くことはできる。ふだんの会話でなんでも悲観的にマイナスイメージの言葉を使って話すかたが、どこの会社にもいる。なんでも悪いほうに考えるイヤなやつである。

もし、あながそうなら、話し方を直す必要はないが、文章だけはプラスイメージでお書きになることを、おすすめる。「性格は悪いが文章はうまい」と、いわれるようになることは保証する。
 
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